別冊

一斗枡(いっとます)(5月6日)2011/05/17 21:32

■一斗枡(いっとます)(5月6日)
(掲載_110517)


味噌つくりで、豆三斗、米三斗用の樽に、ばぁちゃんは今回は豆二斗、麹(こうじ)にす
る米二斗とすることにした。米を麹にするのは麹屋さんに依頼する。
原材料の米は、現物で同量の米と交換する。
二斗というと、一升枡で、「一つ一つ、ざさー、二つ二っつ、ざさー、、、、七つ七つ、ざさー、、
今なんどき、」などとしながら20回量るのではない。
言っときますけど(^^;、一斗枡(いっとます)という計量装置があるのである。
機械やデジタル計量装置ではない。それは、蔵の中にあった。
一斗枡(いっとます)(5月6日)
側面の刻印。「正」文字と「穀用一斗」と「末廣」とある。
この末廣は会津若松の末廣酒造のことか、昔の酒屋が仕入先に配ったものか?よくわからない。
一升枡などは日常的に使用するかも知れないが、一斗枡は年に何度くらい使用するものであろうか。
この家の屋号は「米屋」という屋号であることを去年の夏に知ったのははたして偶然か。

底面の墨刻。味噌樽話にも、掲載したが再掲する。
味噌樽は「束原於澤用」であったが、一斗枡は「束原福松求之(これをもとむ)」とある。
また、「小中津川」ではなく「昭和村小中津川」と村名まで明記している。
昭和時代の前であれば、「小中津川村宮原」と明記したのだろうか。


枡の上部を均すための、コロの側面の刻印。



全体。


【後日(翌日)談】
こうして、この一斗枡を使って、精米したばかりの米を2斗計量して、米袋に入れておいた。
精米した袋は全部で6袋あった。その一部は宅配便で送ってもらう分である。
が、米袋一つ分は東京で消費するには日数が掛かりすぎるので、一袋ではなくビニール袋に再度取り分けてダンボール詰めをして宅配便で送るのである。
ところが、「ちっと離して置いたべ!」と言っていたその2斗を計量した袋から、すくって取り分けて梱包して宅配の集荷所に持って行ってしまったのでした。
その重さは集荷所で計量したら20Kgほどであった。きっちり2斗を量っておいた袋の中には、5升ほどの米が残っていた。
もう一度味噌用の米の分2斗を量りなおして、青い梱包用の紐をつけておいた。
気づかなかったら、麹屋さんも気づかないでそのままだったろうか、などということはありえないですね(笑)

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