別冊

110717_朝の小中津川散策2011/07/21 23:10


そろそろ予定の6時近くだ、そわそわしていると、メールがあった。
おはようございます。おおまた、から、いま出ます。長靴がよいかと
あ、長靴だ。どこに仕舞い込んであるのか判らないのである。

110717_朝の小中津川散策






分け入る。一旦、あたりをつけて移動する時は早足である。
そして立ち止まる。そのあいだに後ろからへいこらと追いつくのがやっと。


からむしは自生もしている。大抵は畑の端にかたまっている。
K氏はその葉の裏を確認する、葉裏が白いものとみどり(表と同じ色)の株がある。
何故畑の端にかたまっているか、ある時代には国策で、畑は食糧増産を旨とすべしとのお達しがあった。
それは、奥会津昭和村のカラムシに限らず、南の島のユリや、北海道ではアスパラも同様である。
覚悟とこころざしのある先人が、畑の端に種(株)を残したのです。


川で魚を取る網の残骸。網の一部だけが張り付いていた。
昔はどの家にもあった、半円部分の枠は笹竹か木製だったと思う。
この装置は水の流れ方向にほぼ直角に直線部分を川床に置くと、袋状の網が水の流れの勢いで下流方向に膨らむ。
片手で半円形の枠の上部を押さえて、上流方向から足で小石や川底を踏んづけると隠れていた魚が追い出されて網に入るのである。
「これだけを見た考古学者は、『弓が発掘された』というかもしれませんね(笑)」。
この「学者の見立ての勘違い」話は、どこかで読んだ気がするが、思い出せない。
思い出せないが、わたしはひそかに、どきっ!とした。
たまたまわたしはこの原型を知っていることと、この装置(道具)を使った経験があるので、軒端につるしてあっても、弓ではないことは了解できたのである。
K氏のこのご冗談の奥には、実地経験とフィールドワークに勝るものはないぞ、という言外の意図を感じたのでした。ですよ。




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