140703_らっけう ― 2014/07/05 02:34
味少し辛く、さのみ臭からず、功能ある物にて、人を補い温め、又は学問する人つねに是を食すれば、神に通じ魂魄を安ずる物なり。
うゆる地、白沙の軟かなる肥地をニ三遍も耕しこなし、ニ三月分けて一科(かぶ)に四五本づゝうゆべし。
さい/\中うちし、根の廻りをかきさらへ、畦中をきれいにしてをくべし。
湿気のつよきをにくむ物なり。
是もわけぎのごとく分けてとるべし。
根を盥醤(ちそ)に漬け置きて用ゆべし。
又煮て食し、或は糟に漬け、醋に浸し、又少しゆびき醋と醤油に漬けたるは久しく損ぜず。
味よき物なり。
又醋味噌にて食す。
牙音(はおと)ありて気味おもしろき物なり。
たねを取りをく事も春葱と同じ。
時珍が云く、八月に根をうへ、正月にわかちて肥地にうへ、五月に根をとるべし。
(P.160~161)
コメント
_ 恵比塵 ― 2014/07/08 01:03
_ 恵比塵 ― 2014/07/19 02:38
別の頁にルビ発見。2014/07/18に掲載した。
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×根を盥醤(ちそ)に漬け置きて用ゆべし。
◎根を鹽醤(ちそ)に漬け置きて用ゆべし。
×盥醤 → ◎鹽醤 〔鹽〕は〔塩〕