別冊 恵比塵

120418_【震災と東北】72012/04/19 23:17


120418_【震災と東北】7

120418_【震災と東北】赤坂憲雄さん・東工大世界文明センターレクチャー(120418)
12年4月18日、赤坂憲雄さんの東京工業大学、世界文明センターでの講話。
以下は赤坂憲雄さんの聴講をメモしたものです。そのメモを元に反芻しながらテキスト化しています。(メモ責:恵比塵)

海辺ではテトラポッドが流されて点々としている、そのテトラポッドが夏草に半分埋もれる。サイノカワラ。

海辺では一人ずつが花を持って歩いて、防波堤の裂け目からそれを手向ける。一人ひとりが順番に。
そして、海側から記念写真を撮っている。鎮魂の風景。宗教的なものが自然発生的に生まれている。

19:47 個人としての宗教者(仏教者)は活躍した、しかし、宗教者の組織は無力だった。

会議では玄有さんは、寺の復旧の支援について繰り返し発言した。しかし、宗教に国は金を出さないという。
しかし、核になったのは、神社と寺である。

対立と分断がある。(神社と寺は)そこで利害を超えて繋がるものかも知れない。
ひとつになるには、神社、まつり、芸能が(その)役割を果たしていると気づいた。

遠野物語の逸話。フクジさんの話。津波で亡くなった妻の幽霊が出た。妻は夫ではなく恋人と一緒だった。
子供と一緒ではないことなじった。

南相馬の話。車で人をはねた気がしたが車には傷がない。
心配して警察に(人を轢いたかもしれないと)相談に行く。警察は「あそこで人をはねたのは、あなたで9人目です」と言う。

(メモ責:恵比塵)
・・・つづく・・・



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