別冊

からむし織 見本市 17日目2010/03/04 21:58


トンボ(蜻蛉)玉とからむしの組紐
サイコロを二つ使って、茶碗に落として数を競う「チンチロリン」というゲーム(賭博)がある。
苫小牧発仙台行きフェリーに乗ったおっちゃんが♪有り金無くし、すってんてんになったのはこの「チンチロリン」である。
茶碗からサイコロが外に出てしまうのは「ションベン」という。
これは、奥会津のことではない、全国的にそのように言うのである。

夕方、立ち寄ったときに、織姫OBが2人でなにやら話をしていた、机の上の風景である。
ズームして撮ろうとしたら、傍にあった紙切れを撮影画面外にずらされてしまった。

「おっと!そのまま!」現場の証拠写真である。

よくみると、これはサイコロではなく「トンボ玉」というものであった。
二人で、トンボ(蜻蛉)玉とからむしの組紐を使った、ストラップ(根付けの紐ですね)のデザインを考えていたのである。
おじさん、また、邪魔してしまった。


男雛
お雛様のからむし織。同じ絣(かすり)模様であるが、部分は全体を顕わす。男雛と知れる。


女雛
お雛様のからむし織。同じ絣模様であるが、部分は全体を顕わす。女雛と知れる。
トンボ玉は蜻蛉の眼を模したビーズであるが、蜻蛉玉を見てから、この絣模様を見ると、何か感じませんか。
はっとしました。この模様は『蜻蛉絣(とんぼがすり)』というらしいのです。
そして、こんな説明も見つけてしまいました。

蜻蛉(とんぼ)は勝虫といわれ、武具の模様に好まれました。
『着物が着たくなったら、着物用語集』というサイトにありました。
<http://www.kimonojp.com/>

お雛様ひとつとってみても、その道具のそれぞれに、全て意味があるらしいのである。


アジロ編み
アジロ飛び」とある。
これは、先日来掲載している、編み組バッグに使われている手法で、経緯(たてよこ)の糸をぎっこんばったんさせるのではなく、ぎっこんばったんばったんというふうに、交互に2、3本ずつの糸を交差させたりする手法らしい。
画像はもっと拡大しないと、その消息の説明とはならないが、拡大してもわたし(撮影者)には、その説明が出来るほどの知識がない。どなたか、解説してください(笑)

「『アジロ編み』は、丈夫である」。との記述も検索で見つけましたが、これも説明するには生兵法である。
思い切って断言すると『アジロ』は『網代』。かもしれません。
諸賢の解説を待ちたいところであります。撤退!。

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