別冊 恵比塵

160722_奥会津へ・往路2016/08/10 00:19

2016年7月22日、奥会津に出かけた。

160722_奥会津へ・往路
浅草7時10分発の電車。



新鹿沼





ハス田






杉枯れ







160722_奥会津へ・田島あたり2016/08/10 00:31

2016年7月22日、奥会津に出かけた。
田島駅から、車で昭和村へ。

160722_奥会津へ・田島あたり
南会津町田島は、祇園祭(ぎおんまつり)。


迎えに来た義姉の車に乗って買物のお供。

町内は祭りで主要道路は軒並み交通規制らしい。
そこを田舎でしか乗らない若葉マークの妻が運転するのだ。
「そこは違うべ!あっちだぞ!」。「うるさーい!」と言われても、同乗者としてはついついちょっかい言葉も出てしまう。
おかげで初めての道も通れるので、昔(平成時代の事ですが)歩いた位置関係が少しだけ解ってくる(笑)。




160722_奥会津にて・栗木みのるさんのこと2016/08/10 00:56

2016年7月22日、奥会津昭和村小中津川にて。

明るい時間に、通りかかった車が止まって、私の名前を呼ぶ。
政一さんだった。
明日(23日)は、旧喰丸小学校で、昭和村出身の夭折された詩人、栗木みのるさんの朗読会があるというのです。
明日明後日(23・24日)は、昭和村では一大行事「からむし織の里フェア」である。

それに合せた旧喰丸小学校を会場にしたイベントなのだという(実はパンフレットも事前に見ていました)。

車内には、その朗読をされる有名な女性フリーアナウンサーの方と、村の教育長も乗っていた。
その事を知らずに、「えー、栗木みのるの本は、昭和館に何冊もあるぞ、永好(ながよし)先生とか好次(こうじ)さんから頂いた本がある」
とついつい、相手が政一さんだと思って(中学校の同級生なので)タメ口をきいたのでした(笑)。

「来てくろ(参加してください)よ」と言われたが、実は逡巡した。
「明日は、からむし畑の見学バスに乗るつもりなので、わがんね!」。それらのイベントの時間を確認していない。

そして、しばらくして、好次さんが車で通りかかったのでした。
「明日は(喰丸小学校に)、いらっしゃるのですか」
「ああ、そのつもりで、来たわい」

書棚のどのあたりにあるかは、数年前から何度か見ていた記憶があるのでアタリはついていた。

160722_奥会津にて・栗木みのるさんのこと

そして見つけた。
眠るまで読むことにした。眠ってからは夢に出てきた。らしい(笑)。


160723_奥会津にて・喰丸小学校へ12016/08/10 03:33


今日は、旧喰丸小学校でも行事があるというのです。
昭和村の一大行事「からむし織の里フェア」、それに合せた旧喰丸小学校を会場にしたイベントなのだというのです。

事前に参加しようと思っていた「バスツアー」と時間帯がぶつかっているのです。
散歩がてらに、小中津川から喰丸小学校まで、歩くことにしたのです。

【小中津川→からむし織の里】

160723_奥会津にて・喰丸小学校へ1
小中津川、ご近所の庭先。


小中津川、旧診療所跡を過ぎて、刈り込まれた土手。
その上は、土手カボチャ。









タカコ姉と近所の方が、からむし織の里に向かって歩いていた。
「シャトルバスが来ねーので、歩き始めたのや」
歩いて10分も掛からないところが、小中津川の隣の集落、佐倉との境の地に近い「からむし織の里」。



途中にある、からむし畑。
茅(かや)の垣に囲まれた中には、びっしりとこんもりとカラムシが育っている。



同じ畑の向こう側、カラムシの刈取りが始まっている。

刈り取ったカラムシはその後、流水や池水に漬けてから、皮を剥ぐ(茎を折って芯の部分と表皮部分に分けられる)。
それから、「カラムシひき」(上皮部分と繊維部分をこそぎ分ける)をする。
刈取りから「カラムシひき」の工程までは、カラムシが生(なま)の状態で処理される。
まとめて刈取って置く事は出来ないのです。つまり、その日に「カラムシひき」が出来る分しか刈り取れ(ら)ない。
大量に作られた時代は、人を雇って「カラムシひき」をする以外の家内作業では、大抵は夫が刈り取ってきて水に浸し剥いで、妻がそのカラムシをひくのです。

その日の刈取りの量は、その日の夫婦の阿吽の量でもあるのである。
というようなことを、去年か一昨年の見学バスツアーで聞いた気もする。
今日は、ワタナベさん(仮名)は如何程の刈取りをしたのでしょうか(^^;こら!


毎年作り直す、畑の柵の細木。






これはおそらく桑の木。
現在、昭和村内で養蚕のために栽培している家は無い、と思われる。



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