2010年首都圏の春 ― 2010/04/11 18:22
探し物は見つからなかったが、目に付いてしまった本があった。
とはいえ文庫本である。
「1102円でございます。カバーはどちらにされますか?」
胸に『研修』のバッチを付けている。初々しい季節である。
『Y堂』はカバーをつける時には10色ほどの色の中から、お客様に選ばせるのである。
こちらは、特に気に入るカバーがあるわけでもないので、いつも右端を指定する。
1万円と5円を出した。しばらくお待ちください、という。
書店のレジでは、「1万円入りまーす」などとは言わない。
「こちら大きいのが8千円と、」8千円とレシートを受け取る。
「こちら小さいのが903円でございます」と言うのである。
初々しい社会人、おじさんはついつい声を掛けてしまいたくなるのである。
『あのね、大きくないお金は細かいというんじゃないの?』
冗談のつもりも含めていたので、こちらは笑って言ったつもりだったが、
研修中のその若い女性店員(新人社員)の顔は、笑顔を作ろうとしたまま引きつった顔になってしまった。
恵比寿駅東口。
おまけ
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