別冊 恵比塵

からむし織 見本市 25日目2010/03/13 00:10

撮影日の当日中に掲載予定でしたが、ついつい翌日になってしまいました。
恵比寿「見本市」も残りあと2日となりました。

糸作りに挑戦中

糸作りに挑戦中。
左の女性の方は、昭和村には5、6回訪れられたという。

織姫で昭和村大芦に6年ほど暮らしたM女史。
大芦では、「マスミ」を知らない人はいない。
昭和村では相手への呼びかけは苗字ではなく名前で呼ぶ。
実は「マスミ」は苗字なのだが、みんな下の名前だと思い込んでいる。
「『マスミ』の苗字??さーで、なんだっけかわがんね。おらほでは、苗字でなんの呼ばねーがら、そうだこど聞かっちゃって、わがんね。」


糸作りを教わっている。
右手の指の腹で、2本の繊維を交差させない(平行のまま)でよじる感覚がわからない。
「なんでよー!?」ついつい千葉勝浦弁がでてしまう(笑)
2本の繊維は、よじられたことによる反発力と引っ張り具合の見合いによって勝手に1本の糸として結われてしまうのである。
慣れないと、目線は左手と右手の間のつながり具合しか見ていないが、実は、その右手でよじられたその先の繊維は、左とつなげるためによじったのとは逆方向によじれているのである。
慣れた人は、つなぎ目(両手の間)に集中するのではなく、右手の外側のまだよられていない残りの長さを感覚で察知して、時々緩やかに逆によじれた分をすっとあしらうのである。
撮影者は実際の動作でこのことを示さない(示すと出来ないことがバレてしまうので)が、能書きをたれることが出来るのは、幼少時代にその所作風景を見た記憶があるからである。



機織(はたおり)


機織(はたおり)


機織(はたおり)

機織(はたおり)


高機(たかはた)を使ったしおり作りの体験コースの経(縦)糸のままで、M女史が「はつり」の技を披露した。
区切りに挟んだ板(これも名前がわからない)の下方のまとめ方をご覧になられよ。
織に縫いが入るのである。上部の緯(横)糸二段目に抜ける針は、「はつり」をおさらいしてみようとするところ。
ここまで近くで見せる静止画像は、本邦初公開である。おそらく(笑)

3月13日訂正
聞き違いで「はつり」と書きましたが、「纏り(まつり)」でした。訂正。


まつり

展示品これも「まつり」
残念ですが、30分ほどの体験コースでは、ここまでは出来ません。


展示品ではありません。机の上の作りかけ。いわば「てわっさ」の途中ですね。


展示品ではありません。



会場でお茶をいただいた。藤吉さんの差し入れの「昭和村の健康野草茶 えごまの若葉湯」であった。
実は撮影者の会社でも、藤吉さんからお土産でいただいた。
実は昨日会社でも社員にこのお茶を点(た)ててもらった。
実は説明通りの時間はかけた。が、会社は湯沸かし器が無い。ポットのお湯で点てた。
実は撮影者も「えごまの若葉湯」の標準の味は知らないのである。それでも、
実は木の皮(目薬の木か?)の苦味が、懐かしい(生木をかじった経験もあるので(笑))苦味である。このお湯の特徴かと思った。それなりに旨いのである。
実は子供の頃だったら「かーちゃん、ちっとだけ砂糖湯にして浸したら旨いべな」と言ったかもしれない。現在の撮影者は苦味、渋み、エグミのほうが好みなのである。
実は「これだ、この味だ!」と主張したら薦められた人はその場では飲んでも、二度と飲むものか!と思うのではないかと内心は不安半分だったのである。
実は会場でいただいたのは、説明通り(一度沸騰させる)に点てたという。
実はほんのりと甘い旨さが出るのである。まろやかな風味なのである。オススメするのである。
その証拠に撮影者が飲んでしまった茶碗を写しておく(笑)


高機


織姫OGの創意工夫。ディスプレイの気分転換で、まっすぐに並べていた布をまるめて飾ってみる。

3月13日追記
「布」にはちがいないが、「ショール」です。
(撮影者は名前を全然わかっておりません(笑))



織姫OGの創意工夫。ディスプレイの気分転換で、布をまるめてみる。

3月13日追記
ショール」です。


一枚布を丸めたオブジェ。
ここは、オリンダが並んでいたところ。《完売!》でした。

3月13日追記
「一枚布」と言うなあ!「ショール」!。



会場風景

会場風景


一枚布をコラボしてみる

3月13日追記
「ブラウス」と「ショール」



一枚布をコラボしてみる

3月13日追記
「ブラウス」と「ショール」

結びを変えてみる

編みのバックの荷札。
昭和の時代の輸送品には必ず付いていた小荷物(チッキ)札。

会場風景

会場風景

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