と書いてから、
魚沼郡(『北越雪譜』)では、「すかり」。
もしも、これが「しかり」とかいう名前だったら、と、妄想が浮かんできてしまった。
と思ったことを、後で掲載することにしよう。
ずっと語呂合わせ(駄洒落)のような話をしていますが、
マタギの統領(とうりょう)のことを「しかり」というそうです。
これはつい最近読んだ小説で知りました。
頭領のことを「シカリ」と呼んでいるということだけで、何故シカリと呼ばれたのかのは書かれていませんでした。
その本に書いてあったわけではありませんが、ひょっとして、アイヌ言葉だったりとか日本語が漢字化する以前のコトバかもしれません。
マタギの世界の熊狩りプロジェクトの実践チームリーダーです。
熊狩りそのものをしないが、そのプロジェクトを差配(主催)するのは親方というそうです。
つまり漁業で言えば、船主と船頭のような位置づけでしょう。
そして、シカリが「とうりょう」=「頭領/統領/棟梁」だとするとですね、
道案内(雪道(通り道)作り)をする人は道無き新雪の原の先頭を歩くのです。
そのチームは熊狩り作戦までは、頭領の後を付いて行く。
とすると、後を付いて行くチーム(勢子だったりとか)員は、「カンジキ」ですいすいと歩ける訳です。勿論慣れていることが前提です。
お気づきか、一団の中で、「カンジキ」以外の特殊な雪中歩行道具で歩く人を、「シカリ」といった。
としたら、魚沼地方で「すかり」というのは、役割分担として「シカリ」は棟梁の履く道具ということにならないでしょうか。
ついでに、北越雪譜・鈴木牧之『校註 北越雪譜』野島出版より引用過去掲載(備忘)
http://yebijin.asablo.jp/blog/2013/01/27/6703528
http://yebijin.asablo.jp/blog/2011/01/23/5647047
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