別冊 恵比塵

会津南山御蔵入産子養育2024/10/11 11:31

会津南山御蔵入産子養育
「会津南山御蔵入産子養育ー松枝茂氏収蔵史料ー」五十嵐勇作 平成18年5月5日

// 文政元寅年(1818年)南山御蔵入 産子養育金御勘定目録
 七両二分
 大岐村 火事逢四人
是ハ兼而至窮之村方ニ候処、卯春火難ニ逢家
作可仕候も無之、亡所ニも可相成躰ニ付御救御手当
(P.43)

「ふくしま和紙のはなし」歴春ふくしま文庫962024/10/11 21:50

「ふくしま和紙のはなし」歴春ふくしま文庫96 栗城正義 2001年7月15日第1刷
23年前に発刊された書籍。

和紙をテーマとする内容ですが、紙の歴史から説き起こして、福島県各地内にある(あった)和紙の事が書かれている。
その中では奥会津昭和村の「からむし和紙」の事まで書かれていて、序でにからむしの昔の昭和村(野尻郷)への移入の端緒を説明している。

// 古文書によると応永三年(一三九六)武蔵の国の住人岸惣兵衛が、野尻牛首城主山内信濃守俊行の家臣となって野尻郷に来たとき、からむしを植栽したとある。
以来六百年、昭和村の人たちは野生化するからむしを取り除きながら、純粋なからむしを守ってきた。
--(P.167)--

ただ、この史料は発見されていないらしい。
現在、文書として確認出来る確かな最古資料は江戸時代中期、宝暦6年(1756)の村内の青苧畑証文が最古の文書である。というのが、からむしに関わる方々の歴史認識となっている。
それで現在は「六百年の伝統を誇る昭和村のからむし」とか云う根拠無しのコピペ文章はだいぶ見掛けなくはなったらしい(笑)

※Facebook に同内容で投稿。
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