別冊

160723_奥会津にて・喰丸小学校へ12016/08/10 03:33


今日は、旧喰丸小学校でも行事があるというのです。
昭和村の一大行事「からむし織の里フェア」、それに合せた旧喰丸小学校を会場にしたイベントなのだというのです。

事前に参加しようと思っていた「バスツアー」と時間帯がぶつかっているのです。
散歩がてらに、小中津川から喰丸小学校まで、歩くことにしたのです。

【小中津川→からむし織の里】

160723_奥会津にて・喰丸小学校へ1
小中津川、ご近所の庭先。


小中津川、旧診療所跡を過ぎて、刈り込まれた土手。
その上は、土手カボチャ。









タカコ姉と近所の方が、からむし織の里に向かって歩いていた。
「シャトルバスが来ねーので、歩き始めたのや」
歩いて10分も掛からないところが、小中津川の隣の集落、佐倉との境の地に近い「からむし織の里」。



途中にある、からむし畑。
茅(かや)の垣に囲まれた中には、びっしりとこんもりとカラムシが育っている。



同じ畑の向こう側、カラムシの刈取りが始まっている。

刈り取ったカラムシはその後、流水や池水に漬けてから、皮を剥ぐ(茎を折って芯の部分と表皮部分に分けられる)。
それから、「カラムシひき」(上皮部分と繊維部分をこそぎ分ける)をする。
刈取りから「カラムシひき」の工程までは、カラムシが生(なま)の状態で処理される。
まとめて刈取って置く事は出来ないのです。つまり、その日に「カラムシひき」が出来る分しか刈り取れ(ら)ない。
大量に作られた時代は、人を雇って「カラムシひき」をする以外の家内作業では、大抵は夫が刈り取ってきて水に浸し剥いで、妻がそのカラムシをひくのです。

その日の刈取りの量は、その日の夫婦の阿吽の量でもあるのである。
というようなことを、去年か一昨年の見学バスツアーで聞いた気もする。
今日は、ワタナベさん(仮名)は如何程の刈取りをしたのでしょうか(^^;こら!


毎年作り直す、畑の柵の細木。






これはおそらく桑の木。
現在、昭和村内で養蚕のために栽培している家は無い、と思われる。



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