別冊

縮の種類(北越雪譜)1/22018/02/12 00:24

北越雪譜初編 巻之中
   越後湯沢 鈴木 牧之 編撰
   江  戸 京山人百樹 刪定

 ○縮(ちゞみ)の種類(しゆるゐ)1/2

 魚沼郡の内にて縮をいだす事一様ならず、村によりて出(いだ)せ品(しな)にさだめあり。こは自(おのづか)らむかしより其品(しな)にのみ熟練して他(ほか)の品に移らざるゆゑ也。其所その品を産(いだ)す事左のごとし。
「校註 北越雪譜」野島出版より(P.61~62)

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 ○縮(ちゞみ)の種類(しゆるゐ)1/2

|| 魚沼郡の内にて縮をいだす事一様ならず、村によりて出(いだ)せ品(しな)にさだめあり。こは自(おのづか)らむかしより其品(しな)にのみ熟練して他(ほか)の品に移らざるゆゑ也。其所その品を産(いだ)す事左のごとし。

 〈魚沼郡内の村ごとのおきて〉
■ “ちぢみ”と総称していますが、魚沼郡内で全部同じではありません。
村によって、その村独自の制作方法が定まっているのです。
これは、むかしから同じ品物だけを作ることに習熟してきて、他の品物に目移りしなかったからです。
それぞれの名前と、産出する組と村は以下のようになります。



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