別冊

160506_はげ山のすそ2016/05/29 20:35



160506_はげ山のすそ




2016年5月6日、奥会津昭和村小中津川。

昨日は、この田圃の手前側の堀上げをした。
上流からの堀(水路)から流入してくる水の流れ以外に、田圃の外側にもう一つ壕(ほり)があるのです。
作業は、その水路(溝)を復活させるために、埋まった泥土を掻き上げること、堅い草(葦に近い)が侵食しているので、スコップで土切りをする。
水路に埋まっているのが泥土だけなら、鍬だけでキレイな「クロ作り」が出来る。
が、そうでもない。場所によっては、出来ないこともない。

この、用水水路構築地形以外の、田圃を囲んでいる壕(ほり)をわたしはつい数年前まで、流れてくる用水路からの冷水を一旦、流速を停止させて、日に暖めて水温を高める為の緩衝機能を持たせた構造施設と思っていた。
ところが、逆!
この田圃は、田圃内からもどうやら湧き水が発生しているらしいのです。
用水路からの水の流入を止めても、自然乾燥しないほどの水が、湧いているらしい。
だから、田圃の周りの壕は、田圃内の水を水路ではなく地下のサイホンの原理で、田圃内の水を抜くための機構なのでした。



これ、おそらくそれぞれの岩ではなく、下の地面ごと、ズッズッと崩れる。
広い斜面の上方に、横一線に亀裂が見えました。
(2016年5月6日撮影)

160506_散歩2016/05/29 20:39


160506_散歩



























































ここまで来て、一服。
さてどっちに歩こうか、と思ったら、車がゆっくり近づいてきて止まった。

シンイチさんの車だった。

信「どこに行くのか?」
甚「あては無し」
信「戻られるのか?」
甚「はてさて、先日の豆腐屋(酒井)まで行こうかどうか」
信「何しに?」
甚「ただ、無聊の散歩なり」
信「そろそろ暗くなるべし」
甚「さもあらん」
信「歩きて、こなかつがは(小中津川)までもどられるとかや?」
甚「そのつもりで歩いてまいり候」
信「その帰りは、何がしかの目的有りての徘徊とかや?」
甚「何も無し、唯一回の彷徨にて、極めたるべき目的も無し」
信「我、野尻の逓信局の手伝いにて、その帰りの車で移動也。くたびれ果てれども、我車、ただ一名の乗車なり。貴殿の遅き足並みでは、そろそろと、たそかれ時になり申そう。我車に乗られるのであれば、こなかつがは迄お送り申そう」
甚「それはそれは、ありがたき事なり。ゑー、どうしよう」

信一さんの車に乗せてもらって、雑談しながら、帰りはびゅーっと、帰ってしまいました。
また今度、信一さんの家にもお邪魔する機会もあるでしょう。

歩いて帰ったら、ほぼ真っ暗になる時刻でした(笑)、ありがとうございました。

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