別冊

141024_備忘2014/10/24 23:32


141024_備忘
また、姉君が神に献上するための衣を織る、斎服殿(いむはたどの)にいるのをうかがい見ると、斑色(まだらいろ)をした馬の皮を、生きながら逆剥(さかは)ぎに剥ぎ、御殿の屋根に穴をあけてその中に投げ込んだ。
これを見たアマテラス大神は、びっくりして身を避けるはずみに、機具(はたぐ)の梭(ひ)で身体を打ち、怪我(けが)をしてしまった。
『現代語訳 日本書紀』福永武彦・河出文庫(P.63)

一書に曰く、・・・アマテラス大神の妹君と伝えられる雅日女尊(ワカヒルメノミコト)が、斎服殿(いみはたどの)にいて、神に献上する衣を織っていた。
スサノヲノ尊はこれを見ると、斑色(まだらいろ)をした馬を生きながら逆剥(さかは)ぎに剥いで、御殿の中に投げ込んだので、
ワカヒルメノ尊は驚いて機具(はたぐ)から転がり落ち、手にしていた梭(ひ)で身体を突いて、そのためにこの世を去った。
『現代語訳 日本書紀』福永武彦・河出文庫(P.66)



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