竹富島リゾート開発は「エコ」か? ― 2010/04/10 22:49
竹富島、、、は、無い。
「きゅりあん」とは覚えにくい名前である。昔渋谷に「エピキュリアン」という劇場があったことを思い出した。
近くに青物横丁とかあるのだから、「胡瓜庵」とかそういう名前だと連想だと分かりやすい。
今日は「窮理庵」と化すのである。それにしても、LABIは目立ち過ぎ。
会場入り口。LABIの入り口では中国語訛りのニホンゴのお嬢さんが、「いらしゃいましたよ!」
と呼び込みをしている。
あきらめて入室してみると、いつの間に!一番前に座っていらっしゃるではないか。
声をかけると、「隣へどうぞ」というそぶりをされるが、遠慮して2列後ろに座った。
この後の展開を考えてると、隣で雑談していたら目を付けられるかもしれないと勝手に想像したのだ(笑)
予定の国会議員の方は時間が無いとのことでご挨拶だけ。
主催者の方と環境研究をされている方(賛成反対とはニュートラルと自称)と観光客代表の方。
観光客代表の方の思い入れには聞き入るが、
「竹富島に行った事のない人は?」と聴衆に挙手を促された。
わたしは行ったことが無い!が、挙手はしなかった。
なんだか「どうしてあんなすばらしい癒しの島に行ったことがないのですか?」
などと指でも指されたら(そんなことはないと思いますが(笑))困るなと思ってしまった。
落書きではなさそうだ。そこまでは見えない。
辻さんの、レンズウォータの話。
リゾート予定地の良かれとする排水装置が実は、宝の川と通底している可能性の話。
民俗学とカミの話などが入ってくる。興味深くなり、少し聞き入る。
主催者は質疑応答時間はそれなりに織り込み済みらしい。
沖縄出身のKO大学生、Hリゾート社に内定しているという若者がマイクを持ってステージ近くで説明を始める。
「これって、質疑応答か?」と少し聞いていていらいらする。
固反対の表明をする。
竹富島だけの問題ではないことの指摘に、聞き入る参加者。
「お手柔らかに」と言っているのか「八重山地方の民俗文化の知見に表敬」してのご挨拶かはわかりません。
その後で立ち話、同氏は酒を飲まない、が、懇談会に参加されるという。
参加者の半数近くは竹富島近くのご出身者ではないかと想像した。
都内在住の郷友会などへも事前案内が届いていたのでしょう。
役所のイベントとは違う行動力(宣伝、事前打合せ、集客、マスコミ対応も含めて)を感じて、
先月に首都圏で開催された奥会津のイベントのことをしみじみ思ってしまう。
配布された資料は4部あり、その中に『竹富島憲章を生かす会・入会申込書』と
いう用紙もあった。
署名の意思ではないが、「竹富島をこよなく愛する」という文言が気になってしまったので、
《ごめんなさい、『竹富島をこよなく愛する』と思っているわけではありません》と思い、
入会申込みはしないで会場を後にした。
理と情とそこで生活し続ける村(島)社会。
わたしは野次馬でしかなかったが、「なんだか違うぞ」という気持ちは、とり
あえずの住民投票(そこで生活し続ける当事者である!)に反映して欲しいと思った。
http://taketomijima.org/?page_id=158
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yebijin.asablo.jp/blog/2010/04/10/5009508/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。